自分の強みを見つけよう①


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-あなたの強みは何ですか?-
-あなたにはどんな才能がありますか?-
そう問われたら、即座に答えられる人は少ないでしょう。
ある女性は言います。
「料理が得意です。私の料理したものを家族も友人も喜んで食べてくれて、料理するのは楽しいです。
でも、才能かっていうと…もっと上手な人はいるし、お店でお金をいただくレベルではないから、
そんな才能とか強みなんて、私にはありません」
また、ある方は言います。
「就職して3年目ですが、失敗したり迷惑かけないようにするのが精いっぱいというところで、
自分に強みがあるとは思えないし。そもそも強みを知ったところで、何の役に立つんですか?」
「人前で話すのが苦手なのに、経理から営業に異動になりまして、毎日憂鬱です。
コミュニケーションが得意な人がうらやましいです。
でも、なんとかしないと」
と、苦手を克服することに懸命な方もいらっしゃいます。
もちろん、知識やスキルを身につけて「できること」を増やしていくことは大切です。
でも、足りないところを補完する、苦手を克服することばかりに時間とエネルギーを注いできたら、
自分の「できること」に目を向けなくなります。
何かをする時に常に「できていない」「十分ではない」自分が前提になっています。
それは、実にもったいないことだと思いませんか。
自分が好きなことや得意と思うことをしているときは、
時間が経つのも忘れて夢中になるし、ずっとやり続けられます。
それを人に頼まれることもあり、そのことが喜びにつながることもあります。
それは、あなたの才能です。
例えば、同窓会の司会を頼まれたとします。
あなたにその役がきたのは、あなたが普段から当り前にやっていること、
できちゃうことを、まわりが才能、強みだと認識しているからです。
それは、みんなを振り向かせる大きな声だったり、
その場にいる人に個々にスポットライトを当てることだったり、
段取りよく進行していくところだったり、
あるいは誰とでも気安く会話できるところだったり。
人にはいろいろな才能があります。
こういう人でないと、
こういう才能がないと、
同窓会の司会ができない、
という固定された才能はないのです。
才能や強みを見つける方法はたくさんあります。
おすすめは第三者の客観的な意見をもらうことです。
自分のまわりのひとに聞いてみるのもいいですね。
また、本や分析シートやウェブ診断など、さまざまな切り口がありますので、
ご自分がピンときたものを選ぶこともできます。
このブログでは、アメリカの調査会社であるGallup社が開発した
ストレングスファインダー®の強みの見つけ方、捉え方、活かし方を、シリーズでお伝えしていきます。
2017年4月にストレングスファインダー®の強みについて書かれた
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」新版(2.0版)が日本経済新聞出版社から発売されています。
5月には開発者ドナルド・クリフトン博士の孫にあたるジム・クリフトン氏が来日し、
全国のストレングスファインダー®ファンやコーチが集いました。
Gallup社の調査によると、世界各国の企業を対象に実施した従業員の「仕事への熱意度」調査において、
日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかないことがわかりました。
これはアメリカの32%と比べると大幅に低く、調査した139か国中132位の最下位クラスでした。
企業内に諸問題を生む「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、
「やる気のない社員」は70%に達します。
別の調査では、経営層が従業員の強みに着目している場合とそうでない場合の生産性の比較も出ています。
もちろん、前社が圧倒的に数値がいいのです。
私たち日本人は特に、自分や関わる人の「強み」「才能」について、もっと考えていく必要がありますね!
企業だけでなく、医療や教育や家庭にも「強み」の文化が広がっていくことを願っています。
日本中にもっと「強み」にフォーカスする人が増えて、笑顔が広がることを夢見た先輩たちが、
少しづつ種を撒き、芽が出ているところもあります。
長崎大学のキャリア教育の一環として、2016年度からストレングスファインダー®が導入されました。
5コマの授業をGallup認定ストレングスコーチが担当します。
「私は〇〇の天才です」
「あなたの〇〇なところは、天才だと思うよ!」
という会話が学生さんたちの日常にあり続けることを、心から願っています。
次回はストレングスファインダー®の使い方について、お話しようと思います。
興味のある方は、ぜひ本を手に取ってみてくださいね。

エナジーワークス 梶本由美
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