セラピストアワーズ ジャパン オフィシャルブログ

「親から離れてはいけない」という思い込みに苦しむ

2018/09/28
 
この記事を書いている人 - WRITER -
紹介だけで集まった個性豊かな日本在住のセラピスト集団セラピストアワーズジャパンのメンバーが、各専門性からの目線で書いたブログです。
詳しいプロフィールはこちら

セラピストアワーズジャパン 紹介ページ
https://peraichi.com/landing_pages/view/healing-island

友だち追加

 

こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美(まちどりともみ)です。
リトリーブサイコセラピー®という心理療法で「あなたが本当に望む自分に戻る」お手伝いをしています。

夏休み、お盆休みを利用して、帰省されましたか?
みんなを迎える側だったでしょうか?
テレビでも、例年通り、渋滞情報が見られましたね。

学業や、就職、結婚、年齢的自立などで、住み慣れた実家を出たことがあるでしょう。
まだ、実家から出たことがないという方もいるでしょう。
自分と親の間にどんな感覚を感じますか?

今日は、親から離れることが辛い、何だかいけないことのような気がする「親から離れてはいけない」という心理について。

 

いつも親のことが気になり、いくつになっても『自立』ができない

 

「親から離れてはいけない」思いを持っていると、『自立』ということだけでなく、
 

〇楽しいことや好きなことに夢中になれない
〇恋愛、結婚に消極的
〇安定した仕事に就くことができない
〇責任ある仕事やポジションを避ける
〇自分で稼いだお金を自分のために使えない
〇何かに寄りかからないと立っていられない
 

など、生きていくうえでいろいろな問題に悩むことがあります。
 

親との関係でよく見られる例です。
 

・自分自身や、自分の生活・家族のことよりも、親のことが気になる
・自分を犠牲にしても親の面倒をみる
・親からの頼み事を断れない
・何をするにも、心の隅に親の存在を感じる
・親が気に入るような相手を選び、恋愛や結婚をする
・親からの金銭的援助を受け続ける(二世帯住宅、マンションを買ってもらうなども)
 

子どもを持つ方は、子どもに対して次のような行動をしてしまいます。
 

・子どもを思い通りに支配しようとする(言うことを聞かないと怒る、無視する)
・子どもとの心地よいかかわり方がわからない(べったりしたり、突き放したり極端なかかわり)
・子どもから資金的援助を受けたり、逆に援助し続けたりする(お小遣いをあげ続けたり、もらい続けたり)
・自分を犠牲にしてまで子どもの面倒をみる(引きこもりの子どもの面倒をみ続ける、子どもに頼まれると無理をしてでも孫の面倒をみる)
 

つまり、「親からはなれてはいけない」思いを持ち、『自立』という親離れができないと、子どもを持った時に子離れができないということが起きやすく、その子どもはまた親離れができない…と、問題は引き継がれていくことになります。
 

どうして、このような思い込みを持ったのか?

 

日常のこと、これまでのことを思い起こした時に当てはまるものがあった方は、
幼い頃から、親に心理的に支配されていたのはないでしょうか。

支配というと、暴力的に抑えつけるイメージを持ちやすいですね。
暴力的支配はもちろんのことですが、それだけではありません。
親に子どもの意識を縛り付けることも幼い子どもにとって、逃げられない支配ととらえるに十分になります。
支配とは、相手をコントロールするということです。
 

例えば…
・親が、金銭的苦労をしていたり、祖父母からのいじめにあっていたりしていて、かわいそうだった
・夫婦仲が悪く、子どもを自分の味方にしようとした(「あなたは私の味方よね」)
・幼少期から「親の面倒は子どもが見るものだ」「あなただけが頼りなのよ」と言われていた
・一方の親が精神的に不安定だったが、もう一方は見てみぬふりをしていた(子どもが親の面倒をみていた)
・親が子どものような人だった
 

このような親の関わり方は、親の意識・無意識に関わらず、子どもに「私のせいでごめんなさい」という罪悪感を持たせたり、「私が助けないといけない」と親をお世話する立場をとらせたり、親の言葉をそのまま信じ込んだりさせるということでコントロールとなり、、無意識に「私は親から離れてはいけないんだ」と思い込んでしまうのです。

子ども頃には、この思いがあったとしても、ほとんど問題はないでしょう。
しかし、成長するにつれて、自分の好きなことをしたい、自分の家庭を築いていきたい、やりがいのある仕事をしたいと思うようになってくると、冒頭に書いたように、様々な問題や、生き辛さを感じるようになってくるのです。
 

このような方もいます。
派遣やアルバイトなど、収入的に不安定な仕事ばかりを渡り歩き、「一人暮らしがしたいけど今の収入では出来ないわ」と言い、実家から出ない方。
また、結婚したとたんに不安症やうつになり、離婚をして実家に戻る。
そして、戻ったら症状が治るという方。
 

ほとんどの場合、親から離れてはいけないと思い込んでいることは無自覚なので、
親に対しての不満を言ったり、早く家を出たいと言ったりはするのですが、結局は親から離れません。

実際に家は出て距離的には離れていても、心理的に近くに居る(いろんな状況で親の存在を感じる)ならば、同じことです。
 

離れないメリットがある

 

客観的な大人の考えでは、自分を支配されることが嫌で、生き辛いのならば離れればいいと思いがちですが、無意識に強く思い込んでいるので、意識で行動を変えたり、実際の距離をとってみたりしても、心理的には離れられないままなのです。

離れられないのは、離れなければ、金銭的援助やお世話してもらえるという、実際のメリットもあるでしょう。
加えて、支配されることが幼い頃から慣れ親しんだ感覚で、親から離れると、恐怖や不安、罪悪感などを感じてしまうため、これらの嫌な感覚を感じるよりも、支配されている方が心地よく安心というメリット(二次利得)があるからなのです。

親との安心で温かなかかわりを経験したことがなく、いつでも安心を感じられる居場所(セキュアベース)を持つことも、安定した愛着の絆を結ぶこともできなかったために、【親から自立することは、恐ろしいことで、親を見捨てることだ】という間違った認識を持ち、恐怖や罪悪感を強めているのです。

自立することは、親という枠の中で育ってきて、成長の過程で自分の枠を持ち、親の枠を出ることなので、〈一人の人〉対〈一人の人〉という新しい関係でつながっていくことです。
決して、恐ろしいことや、つながりを切ることや、見捨てることではないのです。
(今、【子離れできない親】【親離れできない子ども】が社会的な問題にもなっている背景には、安定した愛着を持つことができずに、自立のゆがんだ認知があることが関係していると感じています)

このまま、自分の人生を生きないまま、自分の家庭を持つことができないまま、親とゆがんだ絆でつながり続ける生き方のままでいいですか?
それは、あなたが本当に望む自分の在り方でしょうか?
 

解決に向けて

 

解決に向かうにはどうしたらいいのでしょうか?
 

解決には、「感じることがイヤだ」と幼い頃に見ないようにした恐怖や不安や罪悪感などを、安全に開放しながら緩めていく。
同時に、自分の中に安心の感覚を、体感しながらしっかりと育てていくことが必要です。
これらは、一人では安全にできないことがありますので、その時には、心理セラピーを利用してみてくださいね。
 

リトリーブサイコセラピー®は、問題の根本にある無意識の思い込みや感覚などを丁寧に見ていきます。
ご利用していただきやすい、電話カウンセリングや、各地での1dayセミナーも開催されていますので、ぜひご利用ください。
 

一般社団法人 日本リトリーブサイコセラピー協会
https://jnpta.com
 

幼い頃の親とのかかわりの中で無意識に得た感覚や感情は、大人になっても影響力が強く残っているものです。
もつれて絡んだ関係や、感情を丁寧に緩めてほどいて、自分が本当に望む生き方を手に入れませんか?

自分は親と、親はその親と、その親もまたその親と……、という風にずっと途切れずつながってきて、今の自分がいます。
そして、子どもへとつながっていくのでしょう。
ルーツである親に、強いこだわりを握りしめたままや、しこりがあるままや、ゆがんだ絆でつながったままでいることは、悩みや生きづらさにつながります。
大人になった私たちは、今一度、幼い頃に親とのかかわりの中で感じてきたものを見直すことで、フラットな気持ちで、自分が本当に望む親とのつながりを大切にすることを選べるようになります。

帰省の時期をきっかけに、自分の親へのこだわりを見直してみませんか?

では、また~。
 

福岡県 心理と子育てのセラピールーム 「こころのまど」 待鳥智美 http://healing-island.jp/expert/223.html

・・*・・*・・*・・*・・*・・*

 

セラピストアワーズジャパン

毎月第1土曜日21:00は、セラピストアワーズジャパン メンバーがMCをさせていただきます!
コミュニティFM放送局 FMKITAQ|エフエムキタキュー

http://www.ustream.tv/recorded/112504942

九州山口ストレングスコーチ・チーム様とのコラボ企画
森川里美コーチのストレングスファインダー®ワークショップin福岡
https://www.facebook.com/events/170391180476732/

セラピストアワーズジャパンのホームページはこちら
http://healing-island.jp/

友だち追加

この記事を書いている人 - WRITER -
紹介だけで集まった個性豊かな日本在住のセラピスト集団セラピストアワーズジャパンのメンバーが、各専門性からの目線で書いたブログです。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© Therapist Hours Japan Blog , 2018 All Rights Reserved.